パソコンがあればなんでもできる?パソコンの歴史について解説

パソコンがあればなんでもできる?パソコンの歴史について解説

パソコンにより、指先1つで買物や世界中のあらゆる人々との連絡が可能となり、インターネットで得た情報を瞬時に拡散できるようになりました。「パソコンがあればなんでもできる」といっても過言ではないでしょう。
現代のパソコンの性能は昔では到底考えられないようなレベルにまで引き上がっています。今回はパソコンの歴史において、パソコンの市場がどのように移り変わっていったかを説明していきたいと思います。

日本国内のPC市場の変遷

日本でのパソコンは時代とともに、目的や用途が変わっています。年代別にパソコンの市場の変遷を見ていくことで、パソコンの歴史を知ることが可能になります。

1970年代

パソコンという言葉が世間であまり浸透しておらず、パソコンの前身となる8ビットマイコン搭載のワンボードマイコンが主流の時代です。ワンボードマイコンは剥き出しの電子基板に赤色表示LEDディスプレイと簡素な操作キーが付いたものです。日本の代表するワンボードマイコンにはTK-80というものがあり、実務向きではなく、プログラミング言語のトレーニングマシンとしての用途がメインとなります。1970年後半には、パソコンブームの火付け役となるホビー用途のものが出てくるようになります。

1980年代

表示色を増やし、より表現力の高い音源を搭載した、高性能な富士通のFM-7が登場します。その後、8ビットから16ビットへと変わっていき、より処理能力の高いパソコンが出てくるようになります。ゲームなどのホビー用途を強めたパソコンを各社が出してくるようになりました。

1990年代

16ビットから32ビットパソコンへの変遷が始まり、マイクロソフトのWindowsが主流となってきます。Windows95が発売されると、メディアでも大きく取り上げ、一気にパソコンユーザーを広げるようになります。

2000年代

ラップトップパソコンと言われる膝の上に乗せる、ノートパソコンが普及し始めました。ノートパソコンは持ち運びに便利であり、ビジネス用途で使われることが多くなりました。

2010年代

パソコンの低価格化が進み、スマートフォンが普及しました。スマートフォンの普及により、パソコンを購入しない若者が増加していきました。

まとめ

インターネットがなかった時代、パソコンという産物はトレーニングやホビー用途でしか見出せていなかったことがわかります。1990年代に入りインターネットが普及することにより、パソコンの用途がビジネス寄りになっていき、持ち運びや使いやすさといった利便性が求められていくことになります。いつでもどこでも持ち歩くことが可能なスマートフォン、2020年代にはどのように変遷を迎えるのでしょうか。